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不。

 

不適切な行為。不適切な動画。

よくわからない。

なぜ、動画が投稿されるのか。

なぜ、攻撃された側のコンビニなど、店がすぐに謝罪するのか。

よくわからない。

 

動画の主人公は、問題になった時点で、顔は塗りつぶされている。

私はその画像を見ている。

酷いものだ。見るに値するものではないが、繰り返し流される。

 

投稿をした時点では、面は割れていて、それが誰だかはすぐわかる。

わかれば、すぐに解雇され、損害賠償の対象にだってなるだろう。

そのくらいのことは本人もわかっている。

 

にもかかわらず、わざわざ撮ってもらって、わざわざ投稿する。

愉快犯とはまったく違う幼稚さが、そこに見える。

よくわからない。

 

塗りつぶされた顔はどうも若く見える。

自分の将来にとっても、汚点、マイナスが付くことは、

投稿の時点で想像が付くはずだ。

 

傍観者にはわからないコンビニ、店に対する強い恨みがあるのか。

どうせ辞めるなら、泥まみれにしてやるか、ということなのか。

よくわからない。

| - | 12:16 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
歩。

 

去年のLAマラソンから1年もたたない内に、

こんどは仕事でロサンゼルスを再訪した。

いつも晴れていてドライ、それがカリフォルニア、

ロサンゼルスの昔からのイメージだったが、

今回は、寒いし、雨が降っている。

 

そういえば、リドリー・スコットのブレードランナーは、酸性雨。

アジアのような近未来LAが舞台だった。何気なく資料を読めば、

その近未来とは、2019年。今年ではないか。

雨までは当てたが、LAには、レプリカントはまだ闊歩していない。

空飛ぶクルマがないおかげで、ハイウェイは、相変わらずの渋滞。

近未来は、まだ先のことのようだ。

 

雨を避けて、パームスプリングス方面のゴルフ場へ。

機転の判断が奏功して、なんとか太陽が1日だけ拝めた。

しかし、そこまではクルマを飛ばして、4時間ほど。

(途中居眠りをしていたので正確なところはわからない)

 

この国の人は、クルマがなくては生きていけないのだろう。

ゴルフ場に来る人たちも、すべて、クルマ。

駐車場にクルマを止めて、カートに乗り換えて、ゴルフ。

打つときはさすがにカートを降りるが、それ以外は車上の人。

グリーン上以外は、歩かない。

 

食事へ行くのも、クルマしかない。歩きの距離にレストランはないし、

歩いていれば、治安面でまだまだ不安がある。

日本のように、ちょいと銭湯へ行って、居酒屋へ寄って、

ふらふらと帰ってくるなど、夢のまた夢。

食べて、乗って、歩かない。

 

ブレードランナーでは、暗い街中を人が行き交っていたが、

歩く人を見かけないのが、2019年のLAだった。

近未来はいつまでもやってこないから、近未来なのだな。

(ハイウェイには雨上がり、見事な虹が出た。ハワイのよう)

| - | 16:15 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
話。

 

明日は、湘南国際マラソン。さて、もう何回目の出場になるのだろう。

大磯プリンスをスタートし、江ノ島の入口で折り返す、42.195km。

いかにも海岸線を走る優雅で爽快な大会のイメージだが、

走ってみると、どの大会もそうだが、風景を味わう余裕もなくなる。

 

余裕もなくなるひとつの理由は、コースの特長にある。

大磯プリンスから江ノ島までは、往復で約37km。

それではフルマラソンには、約5km距離が足りない。

そのため、ゴール前を通過して、さらに西湘バイパスを

2.5kmほど二宮方面へ走ることになる。ゴールを右に見ながら、

またゴールを離れて走るこの特長は、疲労満杯の身体には痛烈だ。

 

それでも人気があるのは、やはり湘南を走るというイメージか。

私も辛い、とわかっていても、申し込みの日が来ると、

PCに齧り付いて、先着申し込み合戦に参加している。

 

レース前、この頃はタイムを気にしないようになった。

大まかな目標は、サブ4、といわれる4時間切りだが、

自己新を目指して走ることにあまり興味が湧かなくなった。

これは前回の金沢マラソン終了後に漠然と感じたことだが、

走りながら、自分の身体と会話している自分に気づいたのだ。

 

今日の調子は、どう?腿の痙攣が起こりそうなら、

もう少しゆっくり走ろうか?伴走者に声をかけるように、

自分の身体と会話している自分に気づいたのだ。

結局、会話(らしいもの)はあったが、身体は思ったようには動かず、

ちぐはぐは続いたのだが、自分にとっては大きな経験になった。

 

普段、あまりに自分の身体と対話していない自分。

まあ、毎日のように飲酒を繰り返しているのだから、

会話などそもそも成立するはずもないのだが。

 

しかし、明日のレースで、どのような「会話」が交わされるのか。

タイムよりも、その過程が面白くなってきた。

 

| - | 12:41 | comments(4) | trackbacks(0) | pookmark |
新。

 

先週末に、仕事場を移転した。

かれこれ、30年近く通っていた吾妻橋だったが、

同じ建物の中で4つの部屋にいたことになる。

8階→18階→29階→10階という移動だった。

なぜ同じ建物に固執したのか、よくわからないが、

立地も含め私としては仕事場として重宝したのだろう。

 

それにしても「引っ越し」は疲れた。

準備期間に金沢マラソンが

かぶっていたこともあり、体も心もぐったりとした。

金沢マラソンは、やっとことさ、

4時間30分を切ることができた。

練習量(不足)を考えれば、当然の結果で、

よく頑張った方なのかもしれない。

前半約20km辺りまでは、

金沢らしい街並みが、ほぼ下りで続いた。

ほとんどのランナーは、ここら辺りで今日はイケる、

と勘違いしたのではないだろうか。

私もこのペースなら、と沿道のすばらしい応援に

笑顔とハイタッチで応える余裕さえ見せて走ったのだが。

 

さすがにいろいろなものを捨てた。30年近くの間に

4回も引っ越しをしているが、同じ建物の中で、だったので、

積もり続けた不要物が溜まりに溜まっていた。

やっと整理が一通り終わった段階が来て、ホームページの

住所等がそのままであることに気がついた。

それほど見やすいホームページではないが、

住所、電話番号などは「更新」しなければならない。

 

もうひと頑張りと、手をつけたのだが、ログインができない。

いつどこで仕組み、PWが変わってしまったのか、

さっぱりわからない。

「中」には入れなければ、「更新」はできないので、困った。

こういう場合、必ずと言っていいほど、WEB関連の企業は、

電話番号を表示していない。

わからないことは電話で聞きたいのだが、

相手にとっては効率が悪いらしい。

昨日の昼から困っているのだが、

今日の昼前になってやっとメールの返信が届いた。

でも返事がやはり的外れで、要領を得ないのよね。

 

移転には余波のようなものがあって、

物理的に移動が完了しても

まだやらなくはならないことが、ふつふつと出てくる。

変なことになるが、このブログに

新しい住所と電話番号をとりあえず記すことにする。

よろしくお願いします。

 

◎スカイツリーにいちばん近いコピーライター事務所

<新住所>

東京都墨田区向島3−7−4〒131-0033 TEL03-3622-2476

 

 

| - | 11:14 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
2。

 

今年のワールドシリーズは、

ボストン・レッドソックスとロサンゼルス・ドジャースの対戦。

今日の時点で、ボストンが地元で連勝。舞台は週末、西海岸に移る。

 

ボストンマラソンを走ったとき、レッドソックスの

フェンウェイパークには行ったので、球場の雰囲気は覚えている。

歴史を感じるといえば、ほめ言葉だが、別の言い方をすれば、古くて狭い。

座席も狭く、決してアメリカンサイズではなかった。

しかし、そこで応援するファンたちの声援、熱気はすさまじいものがあった。

 

ビールを買いに並んだことも印象的で、ずいぶん待たされ、

お金を払う段になって、バイト風ボストンガールに「DO YOU HAVE ID?」

パスポートなど持ち歩いておらず、申請却下。

俺も若く見られたもんだ、とビールを脇目にボヤいたのだぞ、ガールめ。

 

ロサンゼルスのドジャースタジアムは、

今年行ったロスマラソンのスタート場所。野球こそ見ていないが、

スタジアムの観客席が、ウェイティングエリアだったため、

夜が明けていく球場の様子は、たっぷりと確認できた。

まだ寒かったが、こっちはカリフォルニアらしく、カラフル、広々。

 

まさに好対照のチーム、球場の闘いになっているのだと気づく。

私が行ったことのあるアメリカの球場は、ボストンとロサンゼルス、

この2つだけ。この2つが、ワールドシリーズの舞台になっている。

自慢にもならない、偶然だ。

 

さて、今週末は、シーズン初めてのマラソン大会。

金沢マラソンに出場予定になっている。

3月のロサンゼルスマラソン以来の出走だ。

夏場の異常な暑さと雨、台風などで、走り込みが足りていない。

まあ、いつものことながらの言い訳。そこそこ走ってきます。

| - | 17:06 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
和。

 

着物を着た観光客。

いつ頃からか、よく浅草で見かけるようになった。

要するにコスプレなんだろうな、とは思っていたものの、

あまりに着物のチョイス、着付けが、その場凌ぎなのには、

見ていて、目が痛くなるような感じを覚えたものだった。

 

それは、100%近くアジア系の観光客で、

アメリカ、ヨーロッパ系は、見たことがない。

子供の頃、そういう形(なり)をした人を見ると、

決まって、チンドン屋、と呼んだものだが、正しく

そんな格好をした東洋系観光客が、浅草を闊歩し始めていた。

 

私のそんな痛い感覚とは関係なしに、

SNS,口コミで、日本人になった観光客が、拡散したのだろう。

(あなたも日本人になってみない?)

仕事場のすぐそばのビルにも、いつの間にか、

着物レンタルの店ができていた。

日本でも中国でも、金になる、と踏んだ時の

決断と実行の早さには、いつも驚かされる。

 

店が増えれば、着物の数も増えるわけで、

チンドン屋のようなコスプレを提供する店は、

成り行き上、淘汰されることになる。

そのせいだろうか、今日見かけたアジア系4人観光客娘は、

それほど、痛いものには見えていなかった。

私の目が慣れたのか、レンタル着物のレベルが少し上がったのか。

 

ただよく見れば、そういう着物は、普通の日本人は、

日々着るものではなく、それはそれで異常な風景ではあるのだが。

だが、記憶を巻き戻して、隅田川の花火大会を思い出すと、

おう、そのコスプレ観光客と見まがう日本若者男女が、

浅草を歩いていたのではなかったか。

| - | 17:34 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
風。

 

 

先週は、火曜日の朝に大阪へ移動。

台風21号が上陸、とメディアが大騒ぎしている最中、

台風の来るところへ、わざわざ出向くことになった。

 

朝9時、東京駅から新幹線に乗り、新大阪へ。

それ以降の東京発下りは、間引き運転が決められており、

東京駅に着いたときから、なんかヤバイんじゃないか、の雰囲気が。

にもかかわらず、同行のデザイナー、カメラマンは、至って普通。

風速40メートル以上といわれる強力台風をお迎えに行く、

そんな感じは、まったくない。

 

車内では新大阪より先、山陽新幹線は、運休している、

とのアナウンスと電光表示が、繰り返し流される。

カメラマンは涼しい笑顔で、この間の大阪地震で新幹線に

4時間余り缶詰になった、とこともなげに話している。

 

大丈夫かよ、と思っていると、浜名湖の前で列車が減速。

前方に強風が吹いているので、しばらく様子を見る、とのアナウンス。

心配性の私としては、やっぱり来たか、と窓の外に目をやる。

確かに強い風が吹き始めている。大阪行きもここまでか、と

思った瞬間、風が弱くなったので、とまた新幹線は走り始めた。

 

結局、そこで遅れた7分を取り返すように新幹線は飛ばし続け、

新大阪到着は、定刻通り。台風にも負けず、

日本鉄道の強情なまでの正確さは、見事に守られた。

 

しかし、大阪ではすでにJR在来線が、全運休。

目的地までは、地下鉄が走っていたので、なんとか行き着くことが出来た。

駅に着いて撮影現場まで歩き始めると、さすがに横殴りの雨が降ってきた。

結局、マンションの一室に閉じこもる形で、室内の撮影を開始。

台風21号の狼藉を、全編ノーカットで窓越しに見ることが出来た。

 

どう考えても、無謀なロケ撮影だったが、奇妙な体験になった。

 

東京に戻れば、台風のニュースも、北海道の地震に吹っ飛ばされてしまった。

 

猛暑、豪雨、台風、地震。夏は、恋の季節から恐ろしい季節になりつつある。

| - | 09:43 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
糞。

 

庭の柿の木に、ヒヨドリのつがいがやって来る。

窓を通して、そっと見ていると、枝から枝へ機敏に飛び回っている。

柿の実はまだ青く、柿に興味を見せる気配はまだない。

秋になり、実が色づくと、キーキーと、けたたましい鳴き声を上げ、

熟れた実を選んでつつき始める。

あの鳴き声は、仲間に食料のありかを

教えているような気がしてならない。

 

食べる実がないのだから、柿の木に来る理由もなさそうなのだが、

よく見ていると、飛び回りながら、脱糞している。

鳥にとって、樹は格好のトイレなのだ。

 

仕事の帰り、電柱の上でカラスが鳴いている。

夕方、童謡の歌詞を想い出すようなシーンだが、

(あの下を歩かない方がいい)と、妙なデジャブが、囁いた。

囁きに導かれるように、カラスを見ながら、電柱を回り込むように歩く。

上を向いて歩く私の姿に、正面から歩いてくる人の

やや怪訝そうな表情が目に入るが、目はカラスから放さなかった。

すると、カラスが、脱糞した。

糞は、色の線を描いて地上に落下。

そのまま、歩いていたら、直撃もあったかもしれない。

 

そうか、と、思いだした。数年前の、六本木だ。

打合せで行ったデザイン事務所からの帰り。

ボタッという感触が左肩周辺にあった。雨が降る空でもない。

嫌な予感がして肩を見ると、

ジャケットに鳥の糞がベッタリとついている。

 

確か、もう一件、打合せがあったのだろう、

近くのファストフードのトイレへ駆け込み、

とりあえず、ジャケットの汚れを洗い落とした記憶がある。

いろいろと、ついていない経験はあるが、この日の糞事件は、

忘れられない不運として、自分史上に残っている。

 

一体、町を歩く人に、鳥の糞が当たる確率は、

どのくらいあるものなのか。

当たらない、の代名詞になっている東京マラソンよりも

当選確率は、かなり低いだろう。

 

鳥の糞を頭に浴びる男。

映画、4コマ漫画などではよく描かれる、原始的なギャグだが、

実際に経験したことがある人は、そう多くはないのではないか。

 

話としては確かにギャグだが、六本木のファストフードのトイレで、

汚れたジャケットを前に、途方に暮れた記憶は消えてくれない。

デジャブの囁きは、その名残なのだろう。

 

 

| - | 07:16 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
酒。

 

近所の繁盛している居酒屋に行ったのだが、

遅れてきた仲間のひとりが、「禁煙」を理由に店を出たいと言う。

彼にとって飲酒と喫煙はセットのようで、NO SMOKE, NO LIFE.

煙草の吸える浅草の居酒屋へ移動しよう、ということになった。

 

割り勘を済ませて、店の外へ出ると、

入口の横に灰皿が置かれていた。あくまでも店内禁煙のようで、

店から女性が出てくると、ガソリンでも給油するように、

肺いっぱいに煙を吸い込んで、店へ戻っていった。

この人も飲酒と喫煙は、セットのようだった。

 

禁煙に関してはいろいろと意見があるだろう。

聞いた話だが、店を禁煙にすると、売上げが5%落ちる、

というデータがあるそうだ。店=酒=煙が常識と考える人は、

まだまだ多いのか。酒飲みと煙草好きは、強い絆で結ばれている。

20代で煙草をやめた私には、理解しづらい話になってしまった。

 

ただ同じ店の前で見つけた、この看板はどうだろう。

何回か目をこすって見直したが、本気!に間違いはなさそうだ。

子供を乳母車に乗せてどこへでも行く母親の権利は、

ともかくとして、酒を飲めない人は、入ってくれるな、と書いてある。

こんな店は初めて見た。ここは酒場だ!と宣言している。

 

おいしいものが大好きなのだけれど、酒が一滴も飲めない。

連れては行けない、友人、家族の顔、何人かが頭に浮かんだ。

 

酒がうまいから繁盛している。と書けば、常套句のようだが、

実は、うまいものを出すから、酒もうまい、繁盛している、が

正確な評価だろう。酒を飲めないのは、ある意味、身体的な特徴、

と考えれば、差別ともとれる門前の断りだ。

 

何かの勘違いなのだろう。酒を飲まない客が大挙して訪れ、

迷惑を被った経験があるのかもしれない。しかし、おいしいものを

食べてもらって、笑顔で帰ってくれれば、それは、幸せ。

それが、店の冥利、本来だと思うのだが、どうだろう。

| - | 15:43 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
草。

 

暑い夏の影響は、屋上の鉢植えにも出ている。

 

鉢植えは、亡くなった母から引き継いだものと、

自分で買い求めたものがいくつか植わっている。

 

バラと蜜柑、アロエは、母が育てていたが、

私のいい加減が災いして、数株のバラが枯れ、

蜜柑は花を付けなくなってしまった。

その蜜柑は去年、雹が降った後、いきなりすべての葉を落とした。

坊主になってしまった、そこそこ大きな植木を前に、

母が亡くなったこととなにか関わりがあるのでは、

と、妙に信心深くなったのを覚えている。

その後、蜜柑は奇跡的に葉を蘇らせ、

アゲハを呼び寄せるほどに、復活している。

 

一年を通して、植木を見ていると、いろいろなことに気づく。

今年は、オリーブの木に実がひとつだけ付いた。

去年もやはりひとつだけ、細い枝の先にひっそりと

緑の実を付けたのだが、なぜ、一年ひとつなのかがわからない。

レモンの木は、花は咲くのだが、実を付けない。

何かの本で、近くに仲間のレモンを植えてやるといい、と

読んだ記憶があるので、苗を2本買い求め、同じ鉢に植えてやった。

肥料を与えたせいか、葉は元気に生い茂ったが、

狙っていた実は、花さえ付けずに夏になってしまった。

 

九条葱の種を買ってきて、鉢に蒔いたのは、一昨年の春だったか。

まったく発芽もせず、そんなものだろう、と、ほぼ忘れかけていた頃、

なにやら細い葱に似た雑草が、その鉢に生えてきた。

その雑草を1本抜き取り、鼻を近づけてみると、プンと葱の香りがする。

その話を、某有名ギタリストにしたところ、抜かずに切ってやると、

長く食べられるよ、とのこと。

ギタリストも屋上菜園で野菜をやっていて、

「この頃じゃ、女よりくわしくなっちゃって」と笑っていた。

 

雑草という名の植物は、ない。

確かにそうだが、夏の猛暑を喜んでいるのは、

この雑草たちだろう。暑さを喜ぶように、伸び続ける。

わずかの水で生き延びるし、抜いてもめげずにまた生えてくる。

 

夏の、雑草。

厄介だが、力を感じる言葉だ。

| - | 07:32 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
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